山梨県富士吉田市を拠点とし大人のための
美文字(ペン字)教室を主宰しております
【手書きStyle】佐藤茂美です
みなさんは筆ペンを使いますか?
現代はメールやライン・その他SNSなど簡単に
メッセージを送ることができ、しかも
数秒後には相手に届きます。
それが当たり前の時代だからこそ
アナログである「手書き文字」が
特別なコミュニケーションを生み出します。
先日、筆ペンで書いた手書きについて
よくあるエピソードを話す機会がありました。
筆ペンが活躍するシーン
①ビジネスシーンにおいて
例1:冠婚葬祭などの時
会社名や代表者の名前を筆ペンで書かなければ
ならなくなった時、自信がなく慌ててしまった。
自信をもってサラッと書けるようになりたい。
例2:お礼のハガキ
大切なお客様や取引先に、ちょっとしたお礼をなるべく早めに
筆ペンで書きたいが、上手に書けずにパソコンにした。
手書きの方が印象に残ると思うが、仕方がない。
例3:季節のご挨拶
常連のお客様などには1年に数回は
季節のご挨拶を届けたいと思う。
冒頭の挨拶は一番大切なので
しっかりとした筆ペンで気持ちを届けたい。
②プライベートシーンにおいて
例1:自分の周りにキレイな筆文字を書く人がいて
冠婚葬祭などの時は、羨ましく感じてしまう。
例2:日頃お世話になっている人や
いつも手書きで書いてもらう人には
自分も筆ペンでキレイな文字を返したいと思う。
例3:家族の名前をしっかりとした筆ペンで書くことができたら
家族全員の代筆ができ、喜んでもらえそう。
筆ペンは難しいというイメージがあり
自信をもって書ける人は少ないという
イメージがあるそうです。
上記のシーンにおいて
筆ペンで自信をもってキレイな文字が
書けるようになると、筆ペン1本で人を幸せにする
こともできるのです。
しかも、墨や硯を用意することもないので
手軽に、部屋を汚さず練習できるメリットがあります。
折しも、最近の和ブーム!
和食だけではなく、海外では日本らしさに興味を
持たれているので、筆ペンでサラッと書いた
「ありがとう」のメッセージをプレゼントするのも
ステキな思い出になるのではないでしょうか?
筆ペンが誰でも上手に書けるようになる3つのコツ!
コツ1
【ヨコ線・タテ線をマスターする】
筆ペンで書くヨコ線の練習
①書き始めは穂先を斜め45度の位置からスタート
②45度の向きを保ったままヨコ線を引きます。
この時のコツ!
途中で力を変えない。(最初の筆圧のまま書く)
③最後も45度の向きのまま離します。
この時のコツ!
最後紙から離すときは
ゆっくり、筆のおしりから離す感じで。
ヨコ線の上手な書き方
一連の流れはこちらの動画をご覧ください。
↓
筆ペンで書くタテ線の練習
①書き始めは穂先を斜め45度の位置からスタート
②45度の向きを保ったままタテ線を引きます。
この時のコツ!
途中で力を変えない。(最初の筆圧のまま書く)
③最後も45度のまま離します。
この時のコツ!
最後紙から離すときは
ゆっくり、筆のおしりから離す感じで。
タテ線の上手な書き方
一連の流れはこちらの動画をご覧ください。
↓
筆ペンで書くヨコ線・タテ線のコツ!
チャレンジしてみて下さいね。
コツ2
【筆ペンで線を書くと震えてしまうという方へ】
ヨコ線・タテ線のコツを知り
実際に練習してみると
手が震えて上手なヨコ線・タテ線が書けないという
お悩みを多く聞きます。
どうしたら震えずにまっすぐ書くことが
できるのでしょうか?
手が震えるということは
スピードが足りない事が原因です。
慣れない筆ペンなので最初は仕方がありませんが
あまり慎重になり過ぎず、迷わず、思い切って
書いてみましょう。
この時のコツ!
息をとめて、一気に線をひいて下さい。
(集中力がアップします!)
とにかくスピードに慣れることです。
ぜひ、試してみて下さいね。
コツ3
【筆ペンの種類を知り自分で選ぶ】
文房具コーナーに行くと
種類豊富な筆ペンが並んでいます。
多くの種類の中から自分に合った筆ペンを見つけるのは
とても難しいですよね。
自分のライフスタイルにあった
最高の1本を見つけるためには
筆先が何でできているのか?
どんな時に最適なのか?
を事前に知っておくと、選びやすくなります。
3つの特徴を知って自分の筆ペンを見つける
①筆先がスポンジでできているもの
特徴:
穂先が太く、細かい動きができないものが多いので
トメ・ハネ・ハライの表現が難しいです。
②筆先が硬筆タイプになっているもの
特徴:
ペン先が硬く細めのサインペンに近い書き心地。
硬い芯材なので、力の強弱による線の太さの
調節などは不可能です。
しかし、安定して一定の太さを保ちながら
書くことができるので
小さな文字や字数が多い場合
限られたスペースに書く時にぴったりなタイプです。
③筆先が毛筆タイプになっているもの
特徴:
書道の小筆に近い書き心地。
初心者にはとても難しいですが
慣れてくると、他の筆ペンタイプが使えないほど
線の表現力が出しやすいです。
特にハネ・ハライなどは繊細な穂先の表現が
出せるので、漢字かな交じり文を書く際に
つづけ字がキレイに書けます。
手書きStyleでは
初めから毛筆タイプで練習することを
おススメしています。
なぜなら、毛筆タイプは1番難しいですが
1番キレイに書けるからです。
スポンジタイプや硬筆タイプは
先が固定されているので
初めはとても書きやすいのですが
筆圧があまり出ませんので
練習を続けるうちに
最後は毛筆タイプを目指すようになる
生徒さんが多いからです。
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